ワーホリ使って何ヶ国でスキーができるかチャレンジsnowtodirt’s blog

スキーイントラ生活inオーストラリア、カナダ、ニュージーランド、ニセコ

スキー教師生活in Perisher オーストラリアについて

ただいまAPSI(Australia Professional Snowsport Instructors) スキーレベル4、スノーボードレベル1

 

もともと学生のときにスキースクールでイントラのアルバイトをして、オーストリア(ヨーロッパのカンガルーのいない方)からデモが来た時に、夏にオーストラリア(カンガルーの方、南半球)のFalls Creekでイントラをしていたと聞いたのがきっかけ。ワーキングホリデービザでオーストラリアへ行けることがわかるや、そこからオーストラリアのスキー場およびスキースクールを調べあげて、あとはアプライするのみ。

ニュージーランドおよびオーストラリアのスノースポーツインストラクターjobの募集が始まるのが1月から。オンラインで連絡先、必要事項、個人情報を提供して、資格のコピーとカバーレターを添付したら応募は終了。面接の連絡はemailできて、面接かとおもいきや、コンピューターに質問が表示されてそれに答える形式。まるで英語のスピーキングテストを受けているみたい。何を質問されたのかは、覚えてない。そのあとjob offerがメールで届く。

 

Perisher

Perisher valley, Blue Cow, Smiggins, Guthegaの4つのエリアから成り立つスキー場で、南半球で一番滑走面積が大きい。積雪は、一番雪の量が多い8月で150㎝~200㎝、朝はカチカチ、午後はぐさぐさというのがここの雪質を表すのに適しているのではないでしょうか。

 

宿・家

多くのスタッフはジンダバイ、40分ほど車で走った町に住んでいる。同じくお客さんも半分以上はジンダバイに滞在している。なぜなら宿代が安いから。山の上はラグジュリーな宿ばかりで一泊300ドルからといったところ。ちなみに山の上のスタッフアコモデーションにひと冬住んでみたが、まあ当時22歳だったからギリギリ住めたというところ。ユースホステルにひと冬住んでいたような感じで、パーティー、パーティー、パーティー。3人1部屋、繁忙期には50人が住んでいて、キッチンは20個の冷蔵庫が並び、キッチンのシンクの中は使った後の食器やフライパンでいっぱい。若気の至りで、もうあんな生活は無理。

数シーズン、イントラをしている人たちは、顔見知った仲間5~6人で家を一軒借りてすんでいる。今年はバルコニー付き、レイクビューのお家に6人で住む。住むところに苦労するのはイントラの宿命。そしてスキー場の周りというのは観光地なのでドコも(ウィスラー、クイーンズタウン、ジンダバイン)地価が高く、家賃に苦労するのがスキーバム。

 

 

交通事情

公共交通機関およびスキー場が運営しているシャトルバスなんてのはなし。アメリカのVailと提携(買収された)したりビジネスする気満々なのに、肝心なところが整っていない。貧乏スキーヤー・ボーダーは来るなということか(笑)

それはさておき、ジンダバインからペリッシャーへ行く方法は二つ。一つ目は車で30分、Skitubeという登山電車の駅まで行って、登山電車で10分上がる。二つ目は車でペリッシャーまで上がる方法。しかしスノータイヤなんてあるはずもなく、シーズン中は山へ上がる途中からチェーン規制がかかり、しかも雪道を運転したことのない車が立ち往生なんてザラなのでスタッフはほぼskitubeで上がる。ガソリン代も浮くしね。というよりSkitube daysというのがあって山の駐車場が広くないので、週末と学校の冬休み期間、スタッフは全員Skitubeで上がらなければならない。

 

お金事情

イントラの資格と経験年数で自給が決まる。APSI(Australian Professional Snowsports Instructor)はレベル1からレベル4まであり、APSI以外から来たイントラたちもその国のシステムのレベルを当てはめて時間給が決まる。

 

そうオーストラリアは時給がいい。最低時給が17ドルだか18ドルだか。レベル1のイントラでも自給20ドル、レベル4で10シーズンの経験があれば35ドルほど。1日4~7時間勤務。

たぶんレベル3から交通費および飛行機代も北半球で働いていた証明と航空券のレシートを提出すると全額出してくれる。最初のシーズンは片道分くらいしか出なかった記憶があるので、レベル1や2、ワーキングホリデーでは全額はでないのでしょう。ワークビザによって働く外国人イントラはワークビザを得るために$1000AUDオーストラリア政府へ支払わなければいけないから、その分を航空券代+アルファとして支給してくれるのだ。

 

 レッスンがもらえるかどうか、上級者、ハイレベルのレッスンか、初心者レッスンか、キッズか大人か、修学旅行、レースチームのレッスンというのも資格の種類やレベルによって優先順位が決まる。だからみんな資格取得には熱心だし、そのためのトレーニングも充実している。

 なぜ上の資格を取得しようとするのか?忙しくない時期、レベル1や2のイントラは時間をかけて山へ上がってきても2時間しかレッスンをもらえないで帰るなんてことや、1週間ずっと初心者、キッズのエリアからでられなかったなんてこともある。また“Stand byスタンド・バイ”と言って仕事へ行っても、レッスンをもらえなければお給料は派生しない。どんなレッスンがどれほどもらえるかというのはホントにシビアで、日本のSIA(スキー教師協会)のステージ1のときにペリッシャーへ来て、APSIのレベル2を取り、カナダCSIAのレベル3を経て、APSIレベル4になってつくづく実感する。

 

支出面

時給はいいけど支出も結構ある。何よりオーストラリア、家賃が高い。1週間200ドル前後。プラス、食費も光熱費も日本よりかかるので、まあ、自給が高いのも納得。

 

レッスン

これまでshit shows happeningだから面白い。もはや日本人相手のレッスンでは考えられないことがたびたび起こる。

 

大人のグループレッスン(1グループ6人Max 6)

クラス分けから口頭でやるので、ベテランイントラにそのレベルの真ん中だけ持っていかれたいしないようにうまく言いくるめ、自分で主導権を握ってクラス分けするに限る。

 

キッズのグループレッスン(5歳~15,16歳 Perisher Kids)

こいつが手ごわい。イントラの数が足りないと5~7歳児10人(上限は8人となっているけど、そうもいかないみたい)。マジックカーペットを行ったり来たり。ランチのお世話も一苦労。一人ひとりアレルギーや好き嫌い(これが半端じゃない!)を確認。今までのレッスンで最強の好き嫌いは8歳の女の子で、Vegemiteサンドイッチしか食べないという。みんな大好きフライドチキンラップもポテトチップスも嫌い。食べるのはベジマイトのサンドイッチのみ。オーストラリアに生まれてよかったね(皮肉)というしかない。

 

3~4歳児6人グループレッスン(Discovery kids)

これに回された日はたぶんスキーを履かないで終わる。涙、鼻水、よだれは覚悟のうえ。スキーのレッスンよりも、どうやって子どもたちを楽しませるか、泣かせないか、ご両親を思い出させないかの子どもとの対決。イントラのレベルなんて関係ありません。シャボン玉に水鉄砲を持ってきたイントラの勝ち!あの手この手で子どもたちを楽しませる。

 

プライベートレッスンPrivates

大人2人に4歳から10歳のこども3人の5人家族初心者なんてブッキングも。運動能力も、体力も、集中力も全然違う5人を教えるのは一苦労。そんな時はこんなブッキングをした人を恨みます。やりますけどね(笑)

すごいのは1日プライベートの価格。$897AUD!半日3時間$449AUD。子ども1人なんて時もあります。

 

Development(DEVOS and Minimites)

毎週末通ってくる子どもたちのグループ。毎週同じ子どもたちなのでルールもしっかり理解しているし、何がどこにあって、どうやってというのもわかっているので安心していられる。将来的にレーシングやモーグルにいくのか、フリーライド系にいくのかの手前の子どもたち。

 

School Groups

自由です。日本の修学旅行みたいに班も決まってないし、ゼッケンなんてないし、並ばないし、体力レベル、身体能力もばっらばら。ばらっばらにバスからぞろぞろ降りてきて(スキーは上下さかさま、ブーツのバックルは締まってない、小学生だとブーツ左右逆なんてことも)、その場で大まかなレベル分け、1班10人の班分けをイントラがし(一応、経験者班がある場合はイントラの資格・経験が上の人が持ちますが、“経験者”のレベルなんてたかが知れているので、ほぼ早い者勝ち。「オレ、この班持ってくから、バーイ」なんてことがしょっちゅう)、でレッスンスタート。2時間レッスンしたら解散。解散場所に学校の先生はいない。自分でお金も携帯もリフト券も持っているので帰りのバスの時間までフリースキー。そうそう、レッスン中に「先生、トイレ行ってきます」と言って連れ立ってトイレへ行った女の子3人組は軽く30分戻ってきません。もしくはそのままエスケープなんてことも。

 

f:id:snowtodirt:20170722135113p:plain